タイに来て10日が過ぎた。この一週間SNSでの発信しなかったのは単にホームシックになっていたからだ。早く帰りたい。一刻でも早く日本へ。まぁなんだかんだジムの連中とも馴染めている…と思う。年が近そうな「コッククゥァン」っていう名前のトレーナーと仲良くなった。他のトレーナーともなんだかんだ好意的に接してもらえていると思う。午前中は07:00からトレーニング。 月曜日はボクシングスパー火曜日は首相撲、水曜日はスパーリング、って感じでそれを土曜日までくり返していく。僕はいつも午前中のスパーリング後はシャドーを数ラウンドやってからウェイトトレーニングをして帰る。大体トレーニング時間は2hくらいか。 そんな僕をみて太っちょトレーナーのaobが「お前ミットはいいのか?」と聞かれたので、「午後も来ますんで、良かったらそん時持ってくれたら嬉しいです」と断った。んで午後は首相撲。30分くらいやって、ミットトレーニング3ラウンド、その後シャドーして終了。大体1.5~2hくらいで練習が終わる。 事件は今週もあともう少しで終わるなぁなんて思っていた、金曜日の朝のトレーニング中だった。
その日僕は何だか調子が悪かった。症状としては異常に目頭が熱いのだ。目がパンパンに張っている。こんなことあるのかな…?なんて思いながら首相撲のトレーニングに参加、いつも通りコッククゥァンにボコられて、首相撲が終わると太っちょトレーナーのaobに呼び止めれた「お前大丈夫か?」と目を指さされた。「大丈夫です、昨日夜更かししてしまったからかな?」なんて言い訳をしたけど、内心「よく気が付いたな、マジでタイのトレーナーって結構見てんだなぁ」なんて思っていた。 そしたら奥からマネージャーの女性でビーって人が出てきて、翻訳アプリづてに「あなたの目が異常に赤く腫れ上がっているのは心配です。貴方には3ヶ月有るから来週までトレーニングを中止しましょう。」と言われた。正直反対する理由もないし、何よりトレーナーが僕に対して細心の注意を払ってくれたことが嬉しかったから、大人しく言うことを聞いて今日まで休ませてもらった。 それにしてもよく僕の目が腫れているのに気が付いたな…僕の目結構細いほうなんだけどな。
明日からトレーニングに復帰だ。長いようできっと短いだろうこの3ヶ月。松ちゃん、トキサダボンズを絶対にこかしてやりたい。そして肘の技術も必要だ、首相撲との相性がかなり良いから僕のフィニッシャーになりえる。 正直ストライキングはタイ人と比べても悪くない気がする。もっとバランス、速さと重さの両立を意識してミットトレーニングをしていこう。
そうか10日過ぎたってことは90日間あるうちの10日ってことか。あと約80日。 来年はアマで有名団体の70キロ級のトナメに出て、その後プロになるつもりだ。もしもプロで勝てようが負けようが自分の納得のいく試合ができないなら一試合でこの競技を諦めるつもりだ。少しでもプロで居続ける確率を上げたい…兎に角他のファイターがやっていないことをやらなきゃ1年で本気でプロ目指し始めた僕が勝てるわけがない。 怖いことは、日本に帰ってまた、なぁなぁでトレーニングを始めてしまうことだ。 忘れてはいけない、僕にはこの競技ができる時間はもうほとんど残されていない事実を。
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